そもそも神奈川県とは?

神奈川県は関東地方に属しており、首都東京の南隣の県です。
温暖な気候で西側には森林が多く広がっています。
それにより茶や果物の生産が盛んです。
一方で、神奈川県は京浜工業地帯を抱えており、工業、サービス業は全国有数の生産高です。
また、神奈川県には箱根、鎌倉などの有名観光地や大都市の横浜もあります。
このように数々の魅力のある神奈川県では、現在は約900万人の人々が暮らしています。

そもそも、神奈川県が誕生する前の時代、現在の神奈川県の地域は武蔵国の一部と相模国で成り立っていました。
平安時代の中頃には、関東地方に武士が住むようになり、13世紀の終わり頃には源頼朝が鎌倉に幕府を開きました。
その後、室町時代後期に北条氏が小田原に拠点を置き、戦国時代には関東地方で勢力を伸ばしましたが、江戸時代になると、神奈川県の多くの地域は幕府の旗本領となりました。
幕末には横須賀にペリーが来航し、横浜港が開港され、明治時代にかけて神奈川県には西洋の文化が流入しました。
それに伴い横浜港は日本有数の港湾となり、京浜工業地帯が発展しました。

太平洋に面した神奈川県には、古くから関東地方と近畿地方を結ぶ東海道があり、現在の東海道は国道一号線となっています。
神奈川県には東京へ向かう鉄道路線が多く、小田原から東京方面へは東海道新幹線や通勤路線が整備されており、三浦半島から東京方面へも鉄道網が整備されています。
このように、住むには便利な神奈川県の人口は、人口減少時代にも関わらずに増加しています。